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例と制約によるプログラミング

研究課題

研究課題/領域番号 06780312
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

服部 隆志  慶應義塾大学, 環境情報学部, 専任講師 (10228489)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード制約 / 例示プログラミング / ユーザインターフェース
研究概要

テキスト編集の自動化について、半順序優先度を持つ制約を基本とする方式を研究した。テキストが満たすべき制約をユーザが定義することにより、制約が満たされなくなった時にはシステムが自動的に編集操作を補う。制約には半順序の優先度が与えられるが、これはユーザが与えるのではなく、ユーザの操作例からシステムが徐々に決定していく。制約を充足させる方法もユーザの操作例から学習し、これにも制約の優先度とは別に優先度を与える。2種類の優先度によって無駄な動作が抑えられるため、効率良く自動化することが可能である。この方式の特徴は次の通りである。
・GPSではゴールは達成可能であることが前提であるが、このシステムにおいては、制約は充足可能とは限らず、優先度に従って最も適当な動作をする。
・制約階層とは異なり、制約の優先度関係はユーザが固定的に与えるのではなく、ユーザとの対話を通して徐々に決定していく。
・ユーザの操作の中には、テキストの編集を行なう部分と制約を充足させるための部分が混じっているため、そこから学習した解法には、制約を充足させる以外の編集操作も行ってしまうものがある。ユーザとの対話を通して解法の優先度を決定することにより、不必要な解法を排除し、探索空間を小さくしている。
半順序優先度の学習という枠組は、対象領域に依存した知識を仮定しないため、テキスト編集以外の領域にも適用可能である。具体的には、マルチメディアユーザインターフェース作成への応用について、現在研究を行っている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 服部隆志: "半順序優先度を用いた例と制約による編集" インタラクティブシステムとソフトウェアI(近代科学社). 223-240 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 服部隆志: "Keio-MMPにおけるUI開発環境の設計" 情報処理学会第49回全国大会講演論文集(2). 401-402 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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