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設計過程の論理的モデルへの複数観点の導入に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780319
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

武田 英明  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (80252831)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード設計過程 / 形式化 / オントロジー / 知識ベース
研究概要

本研究では、観点という概念を取り込んだ設計過程の論理的な形式化を行なった。これまでの設計過程の研究では知識の普遍性を前提としてきたので、観点という概念は含まれてこなかった。ところが実際の設計では、複数の対象モデルを扱うことが多く、これらをどう使い分けていくかなど、観点に関わる設計行為が設計過程の中で頻出する。本研究では論理的な記述方法によって、観点の記述とその利用について考察を行なった。
ここでは観点とは、一つの概念化による対象世界の記述であると考える。まず観点(aspect)は他に依存しない基本aspectと他のaspectを利用して定義を行なう複合aspectに大別される。さらに複合aspectは異なる対象領域のaspectを結合する組み合わせaspectと同じ領域に対するaspectを関連づけるカテゴリーaspectに分けられる。特に後者は観点の多重性などを実現する際重要である。基本aspectは、論理的な理論(logical theory)とその名前の組として定義され、組み合わせaspectはその和として定義される。カテゴリーaspectは様相論理を用いて定義され、各利用aspectを可能性としてもつ理論として定義される。この定義により、compactness、rigidnessなど各種のaspectの性質を議論することができた。次にaspect間の知識の変換についても考察し、カテゴリーaspectにある定義を利用することで変換が可能であることを示した。
また、設計の中でどのようにaspectが使われるかをみるために、設計過程に現れる知識をaspectに分散化し、それらのaspectを適宜利用することで、設計が進行することを示した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H.Takeda and T.Nishida: "Integration of aspects in design processes" Artificial Intelligence in Design ´94. 309-326 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 武田英明,飯野健二,西田豊明: "知識コミュニティにおける仲介機能" マルチエージェントと協調計算III. 49-58 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Takeda,Iino and Nishida: "Agent communication with multiple ontologies" FGC´94 Workshop on Heterogeneous Cooperative Knowledge-Bases. 111-124 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Takeda,Iino and Nishida: "Ontology-supported Agent Communication" AAAI Spring Symp.on Info.Gathering in distributed environments. 157-165 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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