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マルチエージェント型協調人工知能システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780343
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関大阪産業大学

研究代表者

中村 孝  大阪産業大学, 工学部, 助手 (80180371)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード知的インタフェース / ヒューマンインタフェース / 問題解決支援 / 人工知能 / マルチエージェント
研究概要

本研究の目標は,研究代表者のこれまでの問題解決支援システムに関する研究成果をふまえ『協調人工知能システム』構築に必要は手法・機能・機構などを明らかにしていくことであった。『協調人工知能システム』とは,複数の人工知能システムや人間ユーザがそれぞれエージェントとして振る舞い,システム全体としてマルチエージェントの協調により問題解決を行うシステムである.
本研究では,まず第一にこれまでに構築した問題解決支援実験システムを改良してマルチエージェントシステムとして構築することについての検討を行った.システムをプレイヤーエージェント・ユーザインタフェースエージェント・タスク処理エージェント・診断制御エージェントの4つの独立したエージェントから構成することを提案した.これらのエージェントのうち,プレイヤー以外のエージェントはサブシステムとして複数の知識源からなる黒板システムによって構成されている.それぞれの黒板システムは独立したスケジューラを持ち,独立した振る舞いをする.
また,システムのマルチエージェント化のひとつの方向として,メモ機能とエージェント機能を併せ持ったアクティブメモの機能について検討を行った.アクティブメモは思いついたことがらを記録しておくメモとしての機能と,以前の思いつきを効果的に利用するためのエージェント機能を併せ持った『動くメモ』であり,問題解決にあたってユーザの思考を整理・検討する手段である.
マルチエージェントシステムおよびアクティブメモとも,本研究では基本概念を提案したにとどまっている.今後,実際のシステム構築によりこれらの有効性について検証することが課題として残されている.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤井大輔,ほか: "マルチエージェントを用いた‘Calculation'プレイ支援システムの検討" 情報処理学会研究報告. AI-99-16. 119-126 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中村孝,ほか: "問題解決支援のためのアクティブメモ機能について" 人工知能学会研究会資料. HICG-9403-2. 9-14 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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