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商品市場に対する競合製品の侵入と伝播の数理的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780374
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関阪南大学

研究代表者

濱 道生  阪南大学, 商学部, 助教授 (90211482)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード新製品普及モデル / バスモデル / 競争方程式 / 数理生態学
研究概要

商品市場における新製品の普及の問題について、解析的・数値的研究を行った。研究代表者は、既存製品の所有者数(n_1)、新製品の所有者数(n_2)、および既存製品と新製品の両方の所有者数(n_3)の3者からなる3元連立競争方程式について考察した。これは通常の新製品普及モデルとは異り、近年の経済成長のなかで、耐久消費財であっても一人が複数の製品を所有することは消費者行動として希な事象ではなくなってきていることを積極的に取り入れたモデルである。
解析手法によって長時間極限における平衡点を求め、アイソクライン法によって軌道を求めた。これにより、n_1,n_2のみの競争系においては競争力に劣るために、n_1がn_2に駆逐される性格の製品であっても、競合する複数製品の所有を許す場合は、優勢な製品と同時所有の形で市場を確保し続ける相が現れることが明らかになった。
さらに、n_1とn_2の相互転化(他の製品への買い換え)がおこることを考慮したモデルを考察した。このモデルでは、競争力に優る製品で既存の製品を駆逐する場合であっても、初期条件によっては市場を占有することはできない場合がある。現在、このモデルにおいてさらに、メーカーが定期的にモデルチェンジをすることによって競争力が時間的に変化することを考慮した、より現実に近いモデルを研究中である。
これらの研究成果について、論文投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 濱道生: "社会科学系大学・学部におけるコミュニケーション型コンピュータネットワークの展開とその特徴" オフィスオートメーション. 15. 121-126 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.Aihara and M.Hama: "Ultrafast Vibrational Dynamics by Time-Delayed Nondegeneratc Optical Four-Wave Mixing in Condensed Matter" Physical Rcvicw B. (to be published).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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