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高速炉における自然循環パラレルシミュレータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06780402
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学一般・原子力学
研究機関東京大学

研究代表者

奥田 洋司  東京大学, 工学部, 助教授 (90224154)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード超並列計算 / 非圧縮性流れ / 有限要素法 / ニューラルネットワーク
研究概要

有限要素法は非構造格子をもちいて形状近似が容易であり、高速炉内の流動解析のソルバとしては非常に有力である。また、近年超並列計算機の発達がめざましい。これらの背景として本研究では、
(1)Element-by-elementな解法に基づく行列非記憶型の有限要素法解析コードを開発し、大規模な問題の取り扱いを可能とした。この解法は、ベクトル長が短いため従来型のスーパーコンピュータには向かないが、分散メモリ型超並列計算機にはそのパフォーマンスを有効に発揮できると考えられる。実際、並列計算機KSR1上に実装しループ分割に基づく高並列化効率を得た。
(2)相互結合型ニューラルネットワークのエネルギ最小化過程に注目し、それを非圧縮性流れ解析における圧力ポアソン方程式の解法に適用した。このニューラルネットソルバにおいて、節点間の依存性をなくし並列性を引き出すための手法としてCMC(Crazy Multi-Color)法を開発した。さらに、並列計算機KSR1上に実装し並列計算を行った。CMC法を適用しない場合には領域分割によって並列化効率が著しく低下する問題があったが、その困難を克服した。
(3)AVSによる可視化環境を整え、入出力から計算までを一貫してユーザーフレンドリーなシステム構築を行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 奥田洋司: "非圧縮性流れ解析へのニューラルネットワークの適用" JSME全国大会論文集. 940-30. 421-422 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 奥田洋司: "行列無記憶型有限要素法による超並列流体解析" JSME計算力学講演会. 940-54. 212-213 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] H.Okuda: "Large Scale Finite Element Flow Analysis with Matrix-Storage Free formulation" Proc.HPC,Simulation Multi Conference. 98-102 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] H.Okuda: "Three-dimensional Incompressible Flow Analysis Using Adaptive Finite Element Method" Proc.WCCMIII. 167-168 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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