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NMR法によるショウジョウバエSxl蛋白質のRNA分子の認識機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06780478
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

武藤 裕  東京大学, 大学院理学系研究所, 講師 (30192769)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードショウジョウバエ / 性決定 / RNA結合ドメイン / NMR法 / UVクロスリンク / 合成RNA / Sxl蛋白質 / ベータ-シート構造
研究概要

ショウジョウバエの性決定に関与していることが知られているSxl蛋白質は、分子中にRNA分子との結合に関与しているアミノ酸約80残基からなるドメインをタンデムに二つ持っている。このRNA結合ドメインのうち二番目のもの(RBD II)についてNMRによる構造解析を行い、このドメインが通常のRNA結合ドメインよりも長いループ構造を持つものであることを明らかにしている。今年度は、Sxl蛋白質が、認識すると考えられるRNA結合配列(GUUUUUUUUAGUG)とRBD IIとの相互作用をUVクロスリンクやNMRの手法を中心に解析を行った。まずUVクロスリンクの実験からSxl蛋白質によるRNA分子の強い結合には、RBD IとRBD IIの協同作用が必要であることがわかった。しかし、NMRによる解析からRBD II部分だけでもRNA分子の特異的な認識が行われていることが明らかになった。認識の様式を調べるため、数種類のRNA配列を合成し、RBD IIとの相互作用を調べたところ、UUUUUUUUの部分だけではなくCUAGUG部分もRBD IIと相互作用を行うことがわかった。また、UUUUUUUU部分とCUAGUG部分は、異なった認識様式によってRBD IIと相互作用を行っていることがわかった。この認識は、CCCCCCCCのような配列では、起こらず、配列特異性を持っている。さらにNOEによる実験からこの認識には、RBD IIのベータ-シート構造だけでなくRBD IIのN末端部分やC末端部分が関与していることが明らかなった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Koide: "Receptor-Binding Affinities of Human EGF Variants Hanug Unnatnral Amine Acid.Residues in Position 23" Biochemistry. 33. 7470-7476 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] K.Yamazaki: "Site-Pirected Mutagenesis,Fluorescence,and Two-dimcnsioned NMR Study on Micrenvitments of Effdor Region Aremetic Residlles of Ras" Biochemistry. 33. 65-73 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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