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酵母p21-ras蛋白質の翻訳後修飾部分を認識して結合する細胞膜中の蛋白質の同定

研究課題

研究課題/領域番号 06780509
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関高知大学

研究代表者

古吉 節夫  高知大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (70199446)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードp21-ras / RAS2遺伝子
研究概要

ras遺伝子産物であるp21-rasタンパク質は細胞膜中に存在し,細胞分裂に深く関わっていることが示されている.しかし,p21-rasタンパク質が細胞膜中に局在化する事がその機能発現のために必須であることが大きな疑問点として残されている.本研究では,p21-rasタンパク質の翻訳後修飾部分を認識して特異的に結合すると考えられている細胞膜中のタンパク質を同定し,情報伝達においてp21-rasタンパク質が細胞膜に局在化することが必要である理由を探ることを目的とした.
本年度は,ras遺伝子ファミリーの一員である酵母RAS2遺伝子を酵母中で過剰発現する系を構築した.酵母ゲノム由来のRAS2遺伝子をグリセルアルデヒドリン酸デヒドロゲナーゼ遺伝子のプロモーターと3-ホスホグリセリン酸キナーゼのタ-ミネーターを有するシャトルベクターpGLD P31-RdTに挿入した.RAS2遺伝子には,pGLD P31-RdTに挿入するための適当な制限酵素部位がないので,RAS2遺伝子の上流にXho I部位をもつアダプター挿入した後,下流域の一部をCla I部位を持つアダプターに置換し,pGLD P31-RdTのXho I部位に挿入した.得られた発現プラスミドpRYV3を用いてロイシシ要求性のS.cerevisiaeを形質転換したところ,RAS2と考えられる分子量21000のタンパク質を発現していることが認められた.今後このタンパク質を用いて,酵母細胞膜中のp21-rasタンパク質結合タンパク質を検索する.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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