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クロマチンの構造変化による転写制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06780565
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関東京薬科大学

研究代表者

清水 光弘  東京薬科大学, 薬学部, 助手 (80231364)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード転写制御 / クロマチン / ヌクレオソーム / Rmel蛋白質 / Zn-finger / S.Cerevisiae / non-B型DNA構造
研究概要

1.酵母ゲノム及びミニ染色体におけるZn-finger蛋白質Rmelによる転写抑制機構
Zn-fingerを持つRmel(Repressor of Meiosis)は,S.cerevisiaeの減数分裂活性化因子であるIME1(Inducer of Meiosis)の転写を抑制することによって減数分裂開始を阻害している.Rmelによる転写抑制機構を明らかにするために,UV-photo,dimethyl sulfate(DMS)in vivo footprint法,Northern法などによってIME1,RME1の変異株を解析した結果,以下のことが明らかになった.
1) RmelはIME1上流-2030と-1950の2箇所に結合し,2つの部位の塩基配列には,コンセンサス(CCTCAA(G)AAG)がある.2)RmelのZn-fingerがin vivoでDNA結合に関与しており,転写抑制の機能に必須である.3)2つの結合部位を破壊すると,RmelはIME1の転写を抑制できなくなり,Rmel欠損株と同じように胞子形成が起こる.4)RGR1とSIN4の遺伝子を破壊しても,Rmelの結合には変化はないが,転写のderepressionが起こる.5)CYC1プロモーターにおけるRmelの転写抑制機構として,転写活性化因子Hap1,Hap2/3/4の結合が阻害されることがin vivoで実証された.以上の知見から,Rmelの転写抑制機構におけるクロマチン構造の関与が示唆された.
2.DNAの高次構造とクロマチンの構築
酵母α2 repressorによってポジショニングしたヌクレオソームの中央またはリンカー部位に分子内三重鎖,cruciform,左巻Z-DNAの配列をクローンした.このようなnon-B型DNA構造がヌクレオソームを破壊して,ヌクレアーゼ感受性領域を形成することが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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