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G1/S移行に必須なYTM1の変異を多コピーで抑圧する遺伝子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 06780599
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

松本 清治  財団法人東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (40190532)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード微小管結合蛋白質 / 細胞周期 / G1期
研究概要

βチューブリン変異の多コピーサプレッサーであるYTM1のコードする蛋白質は核蛋白質で分裂後期にはスピンドル上に観察され、invitro微小管結合活性を示す。一方、YTM1機能はG1→S移行に必須である。本研究ではYTM1のts変異のコピーサプレッサーとして単離した遺伝子RV11の機能解析を行った。
1.RV11機能を遺伝子破壊実験で調べた。RV11の欠損変異(Δrv11)はts性を示し、許容温度下でも増殖は著しく遅く、異常な細胞形態を示した。RV11機能は細胞増殖にとって重要であるらしい。このΔrv11とsynthetic lethalとなる別の遺伝子変異(x)も最近単離した。Δrv11とxの2重変異株はYTM1変異と同様にG1停止を引き起こた。YTM1,RV11およびこのXが、細胞周期調節における共通の調節機構で働く可能性を強く示唆した。
2.RV11がYTM1同様核に局在しさらに微小管とcolocalizeするのかどうか、またinvitroでチューブリンと結合するかどうか調べ、細胞内でYTM1とRV11が物理的にも結合するのかどうかを免疫沈降法と酵母細胞内で発現させたGSTYTM1融合蛋白の精製画分にRV11蛋白質が含まれるかどうか調べる為に抗RV11抗体作成を試みた。単クローン抗体あるいは試験管内で作成する単クローン抗体として作成することを試みたが、現在までのところ適当な抗体は得られていない。
3.RV11の普遍性を調べるため、遺伝子配列の検索により得られた最も配列の類似した蛋白質をコードするcDNAをPCR法を用いてXenopusoocytemRNAより単離し、強力なプロモーターであるADHプロモーター支配下にΔrv11変異株で発現させ、非許容温度下でts性を抑圧できるかどうかを調べたが、このcDNAでは抑圧できなかった。RV11変異を相補するようなcDNAを高等生物より機能的に選択する試みをする必要がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] YokoKimura: "Temperature-sensitive mutants of hsp82 of the budding yeast,Saccharomycescerevisiae." Mol.Gen.Genet.242. 517-527 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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