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マウス初期発生におけるアポトーシスの役割およびそのサイトカインによる制御

研究課題

研究課題/領域番号 06780611
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関名古屋大学

研究代表者

門松 健治  名古屋大学, 医学部, 講師 (80204519)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアポトーシス / ミッドカイン / リボザイム / 遺伝子ターゲッティング
研究概要

EC細胞の1クローン、HM-1細胞を用い、レチノイン酸を加えることで細胞分化を誘導した。ターゲットのサイトカインの1つ、ミッドカイン(MK)は、この細胞分化時に一過性の強い発現誘導が見られる。この際のアポトーシスをDNA ladderを指標にして追った。アポトーシスはレチノイン酸添加後24〜48時間で観察できるが、分化誘導前の幹細胞の状態でも程度は低いがアポトーシスはおこっており、MKあるいは他のサイトカインの発現とアポトーシスの出現を直接関連づけるのは困難と見られた。そこで、内在性のサイトカイン(この場合はMK)の発現をシャットアウトすることでMKとアポトーシスの直接の連関を調べるシステムをつくることを考えた。そして次の2つの実験に集中した。1つは、MK特異的なハンマーヘッド型リボザイムの発現ベクターの作製である。マウス、ヒトMKに特異的なリボザイムをデザインし、in vitroでターゲットのMKRNAを切断することを確かめ、このリボザイムの発現ベクターの細胞への導入を行なった。この成果の一部は、第8回International Conference of the International Society of Differentiation(広島)で発表した。現在、リボザイム導入を行なった細胞のクローン化及び、その解析を行なっている。2つ目は、MKのダブルノックアウト細胞の樹立である。マウスMKのゲノムとネオマイシン耐性遺伝子、ジフテリアトキシン遺伝子の組み合わせで、ターゲット用のベクターを作製することができた。現在1回目のノックアウト用のES細胞への遺伝子導入を行なおうとしている。
マウス初期発生のアポトーシス、内でもアポトーシスとMKの連関を探る分野で、進歩を得た。今後は、リボザイム、ノックアウトの2つの手法を中心にさらにこの研究を発展させたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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