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マウス神経系の初期発生を制御する遺伝子クローニングの試み

研究課題

研究課題/領域番号 06780623
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

白吉 安昭  国立遺伝学研究所, 遺伝実験生物保存研究センター, 助手 (90249946)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードint-3 / Notch / 神経発生
研究概要

本研究の目標は,マウス神経系の初期発生の制御機構を遺伝子レベルで明らかにすることである.そのためにショウジョウバエで神経発生に関与していることが明らかになっているNotchやASC(acheate-scute)遺伝子のマウスホモローグのクローニングが今年度の計画であった.
マウスにおいては,初期の神経発生は,7・5日目胚から始まるので,まず7.5日目胚のcDNAライブラリーを作成し,これまでに得ていたヒトのNotch相同遺伝子をプローブにスクリーニングを行った.その結果,複数のNotch相同遺伝子のクローニングに成功した.現在それらの解析を進行中であるが,その中に発ガン遺伝子の一つであるint-3遺伝子を見出すことに成功した.int-3については,乳ガンを引き起こすこと,一部分がNotchと相同性を示すことが知られているのみで,その全体構造や胚発生に於ける機能などはまだ明らかになっていなかった.本研究においてint-3のこれまでに得られていなかった遺伝子部分のクローニングに成功した結果,int-3は,Notchと相同性が高く,全体的な構造が極めて良く保存されていること,しかし,典型的なNotch相同遺伝子とは,多少異なっていることなどを明らかにすることができた.また,int-3が,マウス7.5日目胚において発現していることも明らかにすることができ,現在int-3と神経発生との関連を解析中である.
またASCホモローグについては,MASH-1およびMASH-2のクローニングに成功したが,それ以外の新規のホモローグが得られなかったので,今後引続きクローニングを試みる予定である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshino,M.et.al.: "Recombination in the mouse major histocompatibility complex class III region" Immunogenetics. 40. 280-286 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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