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内向き整流性ポタシウムチャネルの構造機能連関の分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06780696
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経・筋肉生理学
研究機関(財)東京都神経科学総合研究所

研究代表者

久保 義弘  (財)東京都神経科学総合研究所, 神経生理, 主任研究員 (80211887)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード内向き整流性K^+チャネル / cDNA / ZRK1 / ミューテーション / 細胞外K^+
研究概要

我々は強い内向き整流性を示すK^+チャネルのcDNA,ZRK1をはじめて単離した。今年度ZRK1を用いて、その機能解析を以下のように行った。
内向き整流性K^+チャネルのゲート,もしくは内向き整流性を決定しているのが、K^+の平衡電位からのずれであるのか、細胞外K^+濃度と膜電位のコンビネーションなのかについては、未だ決着がついていないので、最初にこの点を解析した。培養293細胞にZRK1をtrnasjectl・stableに発現する株を作成し、細胞外、内、のK^+濃度をかえる実験を行った。その結果、K^+の平衡電位からのシフトではなく、細胞外K^+濃度と膜電位のコンビネーションを感知していることがわかった。次に、細胞外K^+濃度を感知する機構を知るために、まず細胞外K^+の結合部位の同定を試みた。すなわち、このチャネルのポアの細胞外によっていると考えられる部分に種々のmntationを導入し、解析した。その結果、mutantのひとつは、活性化の的定数がきわめておそく(大きく)なったので、この部位が、細胞外K^+の相互作用部位と考えられた。さらに、このmutantは、過分極をつよくしていくと、コンダクタンスが上昇しつづけ、-200mV付近までは飽和しないという特長を示した。今後、このmutantの解析を促進、発展させる予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshihiro KUBO: "Towards the elucidation of structural-functional relationship of inward rectigying K^+ channel family" Neuroscience Research. 21. 109-117 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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