• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

2系統の白内障を伴う小眼球症ラットにおける疾患原因遺伝子の染色体マッピング

研究課題

研究課題/領域番号 06780704
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関(財)動物繁殖研究所

研究代表者

小林 栄治  (財)動物繁殖研究所, 第五研究部, 研究員 (00186727)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードラット / 白内障 / 小眼球症 / 病態モデル動物 / 連鎖解析 / マイクロサテライト
研究概要

白内障、小眼球症自然発症ラットであるSC系およびTEC系の疾患原因遺伝子を解明することを目的として、以下の解析を行った。
まず、SC系およびTEC系の疾患原因遺伝子が同一遺伝子座に由来するか否かを検討するため、SC系とTEC系の間の交配実験を行った。その結果、SC系とTEC系の間のF_1にて小眼球症個体が出現し、小眼球症個体、白内障個体、正常個体の出現頻度が、ホモで小眼球症、ヘテロで白内障が出現すると仮定したときの理論値と有意に異ならないことから、SC系の原因遺伝子とTEC系の原因遺伝子は、同一遺伝子座の対立遺伝子であることが強く示唆された。
次に、SC系およびTEC系の疾患原因遺伝子の染色体上の位置を明らかとするために、SC系とIS系およびTEC系とNIGIII系の交配により戻し交配個体を得、各個体の表現型を判別した上で、組織よりDNAを抽出した。連鎖解析のためのマーカー遺伝子として、単純反復配列よりなるマイクロサテライトマーカー遺伝子を用いた。これまでの研究により、これらのマイクロサテライトマーカー遺伝子よりなるラット染色体の連鎖地図がすでに作成されている。各戻し交配個体に由来するDNAについて、PCR法により各マイクロサテライトマーカー遺伝子のタイピングを行った。これまでのところ、ラットの第1および第3染色体上のいくつかのマーカー遺伝子についてタイピングを行ったが、いずれもSC系およびTEC系の疾患原因遺伝子との有為な連鎖は認められなかった。今後さらに多くのマイクロサテライトマーカー遺伝子についてタイピングを行い、疾患原因遺伝子の染色体上の位置を明らかにする予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Kunieda,E.Kobayashi 他: "Localization of a N-ras-related sequence on rat chromosome 1." Exp.Anim. 43. 125-127 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi