研究課題/領域番号 |
06780734
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
長谷川 淳 拓殖大学, 工学部, 助手 (30228449)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 人口弁 / 人口弁音 / 血栓弁 / 人口弁機能異常 / 超音波領域弁音 |
研究概要 |
人口弁機能の客観的な診断指標として、筆者らは人口弁音のウィグナー分布に基づく最高瞬時周波数に注目し、その有望性を明らかにしてきた。また最近、従来から知られている8kHz程度までの人口弁音の他に、20kHzから100kHz以上までにおよぶ超音波領域の人口弁音成分を発見し、診断指標への応用可能性も報告した。本研究は、これらの指標の臨床応用評価を進めるためのベッドサイドで使用可能な診断システムを開発評価することを主な目的として行った。人口弁音センサとしては、通常の心音センサの他に特に超音波領域成分の記録用として高域用の加速度センサを使用した。また、心周期計測用に汎用の心電計を用いた。記録分析系はカラーノートパソコンと高速AD変換器をベースとし、アナログ信号処理回路とデータ収集分析用のソフトウェアを新規に開発した。システム全体としては、ベッドサイドの小テーブルに収まるサイズとなり、かつリアルタイムで625kHzまでの超音波領域信号成分を解析する機能を実現した。臨床での評価試験においても十分な操作性が確認され、従来ならオフライン的にしか得られなかった結果が、ベッドサイドで得られるようになった。また、特筆するべき事項として、以前のシステムでは100kHz程度までしか確認できなっかた超音波領域成分が、実は500kHz付近まで存在し、かつ240kHz近傍の成分が特に重要である可能性があることが確認された。これらの成果は、近日中に学会報告する予定である。今後は本システムを積極的に臨床応用し、血栓弁をはじめとする人工弁機能異常のより明確かつ客観的な診断指標の実用化を目指す予定である。
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