研究課題/領域番号 |
06801007
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
権 純哲 山口大学, 教養部, 助教授 (80253178)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 韓国思想 / 植民地朝鮮 / 朝鮮文化論 / 朝鮮人論 |
研究概要 |
まず、末松保和編『朝鮮研究文献目録(1868-1945)』六冊(東京大学東洋分化研究所、昭和45-47年)と桜井義之編『朝鮮研究文献誌-明治大正編』(龍渓書舎、1979)を始めとして日本と韓国、そしてアメリカの主要図書館所蔵文献目録から、韓国思想に関する記事・著書をリストアップし、文献及び資料収集を行った。収集に当たっては、次の点に留意した。 (1)明治期以来の「朝鮮」への関心の推移(「朝鮮論」という政略論、「朝鮮事情」という現地の調査・報告、「朝鮮史」出版という歴史研究と普及など)を整理すること。 (2)植民地支配時期においては、植民地支配の合法性・正当性及びその業績の宣伝に関する諸主張と、植民地支配体制のなか、特に教育政策、思想統制政策の下で展開された諸主張の内容を把握すること。 (3)このような植民地統治論とともに展開された「朝鮮」文化論・「朝鮮人」論の内容を把握すること。 (4)このほか、植民地支配時期の「朝鮮」研究に対する、解放後の韓国・朝鮮人研究者の理解を整理すること。 文献資料の収集のために、主に東京の国会図書館、東京大学図書館、学習院大学東洋文化研究所、東京経済大学図書館へ、そして福岡の九州大学への出張を行った。計画していた大阪の大阪市立図書館や奈良の天理大学図書館への出張は、都合上(阪神大震災によるスケージュル変更)、行えなかった。文献資料の収集は、主に電子複写によったが、復刻された図書は購入した。 現在、収集した資料を(1)(2)(3)にしたがって整理しながら、内容の分析を行っている。植民地支配にするさまざまな賛美論と批判論によって屈折され、また単純化されているように思われる植民地支配時期の「朝鮮」思想研究の実体を把握するためには、(4)の視点のほか、敗戦後の日本人学者の研究を整理することも必要だろう。今後は、今度確認や収集できなかった資料の把握に努めながら、資料の整理、内容の分析の結果をまとめる作業に取り組んでいくつもりである。
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