研究課題/領域番号 |
06801055
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
酒井 邦秀 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (80092609)
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研究分担者 |
坪井 栄治郎 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (40180046)
西村 芳康 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (60172706)
加藤 清方 学芸大学, 助教授 (20185838)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 全文データベース / マルチメディア / 検索ソフトウェア |
研究概要 |
本研究は4、5年度に同じか題名で交付を受けた研究のあとを継いで、CD-ROMを使った英文データの収集、レーザーディスクを使った映像データと音声データの収集、ならびに英文データの検索ソフトウェアの開発を行った。 CD-ROMによる英文データは今年度TheTimes紙、TIME誌などのジャーナリズムのデータ約一億語分、また文学の古典約一千万語分を収集した。 レーザーディスクによる映像・音声データの収集については、今年度新たに70種を購入した。すべて英語字幕情報の入ったもので、現在コンピュータを使用して口語英語データベースを構築中である。 従来日本では、限られた数の辞書制作者がそれぞれ個人的な志向や判断によって集めた用例をもとに辞書を作り、それをすべての基礎にして英語教育が行われてきた。コンピュータのような装置が登場するまではそれ以外に方法はなかった。 けれども現在では光学式読み取り装置、大容量記憶装置、高速な中央演算処理装置の出現により、収集者の偏見を相当程度排除した客観的な用例収集が可能になり、従来の「常識」を修正することができるようになった。 例えば今回制作した検索システムを利用して、収集した映像・音声データを検索して分かったWhat's the matter with you?である。この表現は従来教室で教えられていたような「どうかしましたか」という単なる疑問の表現ではない。映画の場面を参照すると、これが喧嘩腰の「あんた頭がおかしいんじゃないの」という意味であることが分かる。 今後この検索システムにより、ことで、そうした英語教育の常識が次々と修正されると期待できる。
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