研究課題/領域番号 |
06805033
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
井澤 裕司 信州大学, 工学部, 助教授 (70252062)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 画像符号化 / サブバンド符号化 / エントロピー符号化 / PLD(Programmable Logic Device) / 実時間処理 / アクラセレータ |
研究概要 |
本研究は、画像を効率良く圧縮する次世代画像符号化方式に関するものである。我々が提案するプログラマブル・アクセラレータ方式は、画像データとこれを実時間で復号する手順(プログラム、PLD回路構成)を一括して伝送する方式であり、新しい符号化アルゴリズムを円滑に導入することが可能になる。 本研究の目的は、様々な解像度の画像が統一的に扱えるサブバンド符号化に提案方式を導入し、その有効性を確認することにある。平成7年度は6年度に開発した要素技術を統合し、実際に画像伝送システムを設計・製作して、その特性を評価した。 本システムは、パソコン(DOS/Vマシン)をベースに、サブバンドフィルタ、ハフマン符号器/復号器、パソコンインタフェース等で構成される。以下にそのシステム仕様を示す。 (1)入力画像 ;8ビット、モノクローム (2)画像サイズ ;320×200〜160×100(可変) (3)伝送速度 ;最高8Mbps (4)伝送フレーム数 ;1.1〜フレーム/秒 (5)インタフェース ;ISAバス(PCIバス) 本システムによる画像伝送実験により、最高8Mbpsの伝送が可能であることが明らかになった。これにより提案方式の有効性を実証することができた。現在、処理速度に関する詳細な評価を行っている段階であるが、今後はパソコンと符号器(復号器)間のデータ転送を高速化することにより、伝送フレーム数を10フレーム/秒程度に改善する計画である。
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