研究課題/領域番号 |
06805078
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
茶谷 直人 大阪大学, 工学部, 助教授 (30171953)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | シリルメタル化 / ヨードトリメチルシラン / ゲルミル / ビニルシラン / カップリング / アセチレン / パラジウム |
研究概要 |
本研究はシリルメタル化を鍵過程とする新しい触媒反応を開発し、合成反応として確立することを目的とした。得られた主な成果は下に示した2つの新しい反応を見い出したことである。 1.パラジウム錯体を触媒とする末端アセチレン類とヨードトリメチルシランと有機亜鉛との反応による立体選択的ビニルシラン合成を開発することができた。本反応は、ケイ素-ヨウ素結合のパラジウム錯体への酸化的付加によるシリルメタル種(シリルパラジウム種)の発生およびシリルパラジウム種のアセチレンへのシタルパラデーションを機軸とする触媒反応である。有機亜鉛としてはジアルキル亜鉛がもっとも反応性が高く、アセチレンの末端炭素にシリル基を内部炭素にアルキル基を選択的に導入することができる。 2.パラジウム錯体を触媒とするアセチレン類とトリメチルゲルミルシアニドとの反応による位置および立体選択的ビニルゲルマン類の合成反応を開発することができた。本反応は、ゲルマニウム-シアノ結合のパラジウムへの酸化的付加およびアセチレンへのゲルミルパラデーションを機軸とする触媒反応である。本反応により、β位にシアノ基を有するビニルゲルマン類を効率的に合成するルートを確立することができた。さらにシリルメタル化の概念をゲルミルメタル化へ展開することができた。また、種々の官能基が分子内に存在しても全く問題なく反応は進行する。
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