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C_4葉緑体のC_3植物への導入に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06806003
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関九州東海大学

研究代表者

田中 孝幸  九州東海大学, 農学部, 教授 (00155144)

研究分担者 水谷 高幸  九州東海大学, 農学部, 講師 (40241187)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードホウレンソウ / 無菌播種 / カルス / 葉緑体 / DNA / プロトプラスト / サイトプラスト / 高張液 / カリオプラスト
研究概要

この研究は,C_3植物の葉緑体のDNAをC_4植物に導入することを目的として始め,科内にC_3植物と_4植物を含むアカザ科あるいはヒユ科の植物を用いてそのための基礎的研究を行った.研究期間が2年間と短かったため最終的な結果は得られなかったが、アカザ科のホウレンソウに絞って研究を行い,無菌的な苗の作出方法(第2章),カルスの育成方法(第3章)および葉緑体DNAの分析方法(第4章)を確立した.
プロトプラスト融合等に用いる無菌的な苗の作出は、ホウレンソウでは非常に困難であったが、2%の次亜塩素酸ナトリウムを用い、まず減圧条件下で30分間殺菌し、その後30分間撹拌し水洗する殺菌方法は,無菌的な苗の効率的な育成を可能にするだけでなく奇形率も押さえることを明らかにした.
ホウレンソウの3つの品種を用い,第一本葉、子葉、胚軸および根からのカルスの作出を試みたところ,品種間及び用いた部位間に差が見られた.3品種の中では‘次郎丸'が、用いた部位では、根あるいは胚軸からのカルス形成率が優れた.
ホウレンソウの葉緑体DNAの単離精製は比較的容易で,BamHI,EcoRI,PstIおよびApaIの4つの制限酵素を用いて消化し、アガロースゲル電気泳動に供したところ、葉緑体DNAと思われるバンドが得られ、雑種が得られたときの細胞質の特定に利用できるものと思われた.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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