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ヒトリンパ球の発生分化における組み換え活性化遺伝子の発現調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06807032
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

村口 篤  富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20174287)

研究分担者 田合 ひろみ  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (00242488)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワードリンパ球前駆細胞 / RAG遺伝子 / サイトカイン / 転写調節 / シスエレメント
研究概要

1.ヒト胎児肝から得られた単核球をEBウイルスで形質転換することにより、未分化型リンパ球表面マーカー(CD2,CD19)を有し、胚型TCRおよび胚型Ig遺伝子構造を有し、かつ未だRAG遺伝子を発現していないクローン化リンパ球前駆細胞株(FL8.2.4.4)を樹立した。
2.FL8.2.4.4細胞とマウス骨髄由来ストローマ細胞株PA-6の共培養の実験系を用いて以下のことを明らかにした。
(1)PA-6との共培養のみではFL8.2.4.4にRAGの発現は誘導されない。
(2)種々の混合サイトカイン(IL-2,IL-3,IL-6,IL-7,GM-CSF,SCF)存在下で培養すると、FL8.2.4.4細胞に12時間以内にRAGの発現が誘導される。
(3)個々のサイトカインについては、IL-3,IL-6,IL-7がRAGの発現誘導に関与し、これらのサイトカインの間に相乗効果が認められる。
(4)RAGの発現誘導にFL8.2.4.4細胞とPA-6の接着が必須である。
(5)FL8.2.4.4細胞をパラホルムアルデヒドで固定したPA-6細胞と共培養してもFL8.2.4.4にRAGの発現が誘導される。
3.ヒトゲノムライブラリーから、RAG-1cDNAを用いてRAG-1ゲノム遺伝子をクローニングし、その構造を解析し以下のことを明らかにした。
(1)RAG-1は約4kbのイントロンをはさむ2つのエクソンからなる。
(2)RAG-1はTdT遺伝子やmb-1遺伝子と同様のnon-TATA遺伝子構造である。
(3)RAG-1は複数(少なくとも4箇所)の転写開始点を持つ。
(4)塩基配列が決定されたプロモーター領域(580bp)に、Ets-1,Lyf-1,Ig-enhancer box,GATA,NF-IL6などの転写調節蛋白の結合配列が存在する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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