研究課題/領域番号 |
06807080
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
仙波 純一 放送大学, 教養学部, 助教授 (30183429)
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研究分担者 |
深間内 文彦 東京医科歯科大学難治疾患研究所, 助教授 (90240746)
鬼頭 昭三 放送大学, 教養学部, 教授 (00010140)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | うつ病 / 学習無力 / 最早期遺伝子 / 分子生物学 |
研究概要 |
1)学習性無力ラットの作成 Wistar系雄性ラットを用い、回避テストは、Edwardsらの方法に準じて行った。実験1日目:前回避テスト。実験2日目:ショック。回避不可能なパルスショックを90分間与えた。実験4日目:分類。再び回避テストを行い、前回避テストの失敗数≦10、後回避テストの失敗数-前回避テストの失敗数≧5の条件のものを学習性無力として選び出した。 2)学習無力のうつ病モデルとしての妥当性 後回避テストを試行した後、薬物を餌に混和して与えた。mianserin(0.01%)を7日間投与したところ、LH群のうち薬物投与群では3日目、7日目に回避テストの失敗数が減少した。これに対して、diazepam(0.001%)を14日間投与した場合、LH群では失敗数で有意な差異は認められなかった。この結果、学習無力はmianserinの長期投与によって回復し、抗うつ作用のないdiazepamではこのような効果は見られなかったことから、学習無力のうつ病モデルとしての妥当性が示唆された。 3)脳内の最早期遺伝子(c-fos)のin situ hybridization 予備的な実験として、中枢に確実に作用する抗精神病薬を選択し、主にドーパミンの豊富な線状体・側坐核を含む大脳辺縁系・前頭葉皮質を中心として、c-fos mRNAの発現をin situ hybridization法で検討した。c-fos mRNAの発現は、haloperidol投与では、外側線条体および側坐核のcoreで強く発現していた。clozapineでは他の抗精神病薬と異なり、側坐核のcore以外にも外側中隔核や内側前頭葉皮質でもc-fosの発現が見られた。またsulpirideでは側坐核のcoreでのみc-fosの強い発現が見られた。 学習無力ラット脳内でも、何らかの刺激過程が生じている可能性があり、このような場合脳の特定の部位で最早期遺伝子群が発現している可能性が示唆された。
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