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血管内皮細胞におけるfenestraの形成機序

研究課題

研究課題/領域番号 06807143
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

藤村 朗  岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (80173459)

研究分担者 神尾 雅彦  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (50254785)
陳 榮光  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (00244939)
大沢 得二  岩手医科大学, 歯学部, 講師 (00103747)
野坂 洋一郎  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (60048379)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード血管内皮細胞 / ウサギ結節癌Vx2細胞 / co-culture / 物質透過 / fenestra / アクチンフィラメント / サポニン
研究概要

ウシ総頚動脈由来血管内皮細胞をウサギ結節癌Vx2とのco-cultureを行い、培養下でその形態変化を、細胞表面構造の変化、細胞内のアクチンフィラメントの構築変化を中心に走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡を用いて観察した。内皮細胞をコラーゲン膜上に通法に従って播種し、生着、増殖後(72時間後)、コラーゲン膜の裏面にVx2細胞を播種し、12時間、24時間、48時間後に、通法に従って、走査型電子顕微鏡用試料は固定、脱水、臨界点乾燥、白蒸着し、透過型電子顕微鏡用試料は固定、脱水、エポン包埋、超薄切片作製し、観察した。アクチンフィラメントの観察は、内皮細胞をカーボン補強を施した♯200ニッケルメッシュ上のフォルムバ-ル膜上に播種し、この内皮細胞を、すでにVx2を播種して12時間後のカルチャーデッシュ内に移す。12時間、24時間、48時間後に、内皮細胞をメッシュごと取り出し、サポニンにてPermeabilizationを施した後、直ちに固定、脱水、臨界点乾燥を施し、透過型電子顕微鏡にて観察した。その結果、血管内皮細胞は12時間、24時間、48時間後に、順次、細胞形態が扁平化し、細胞表面はほとんど凹凸がなくなり、細胞辺縁部では隣接細胞とのoverlapが認められるようになった。一方、細胞骨格であるアクチンフィラメントは核から放射状に細い束が走行し、細胞辺縁部では細胞辺縁に沿ってリング状に走行するようになった。細胞膜直下の密なアクチンフィラメントは時間の経過とともに消失していった。これらの結果は、その後に起こる、血管内皮細胞の物質透過に関係の深いfenestraの形成に重要な形態変化であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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