研究課題/領域番号 |
06808015
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
碓井 照子 奈良大学, 文学部, 助教授 (30068829)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 触地図 / GIS / 視覚障害者 / 地図図式 / 主題図 / 盲人 / 地図 / コンピュータマッピング |
研究概要 |
今年度は、1年目の触地図図式の検討に基づき以下の内容について研究実績をあげた。 (1)橿原視覚障害者センターへの道案内図を作成 橿原市にある盲人センターへの道案内図(1000分の1レベル)の試作触地図を作成し、判読の容易さについて検討を行った。道案内図を作成するには、余分な情報を如何に削除するかが重要であり以下の点に留意する必要がある。 A.地下通路入り口へのアプローチの伝達 B.点字標識の設置場所の記入 C.噴水による道路遮断可能性の情報の明示 D.余計な道をできるだけ削減する。 E.道に方向性を与え、目的地へ誘導する。 (2)奈良市観光マップの試作図作成 視覚障害者用の観光マップが少ないという現実が視覚障害者への聞き取り調査でわかり、近鉄奈良駅前から大仏殿、飛び火の公園、猿沢池への観光案内図を試作した。観光触地図作成の留意点は以下のようなものである。 A.道路交差点にランドマークを記入し方向性を明確にする。 B.道を周囲より低い凹地で示すのが分かりやすい。 C.県庁などの建物は斜めのパッチが分かりやすい。 D.図面の区切れについては記号により地図の端であることを示す。
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