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聴覚障害者の機械実習における安全で高度な指導のための教育システムおよび教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06808020
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

荒木 勉  筑波技術短期大学, 聴覚部・機械工学科, 助教授 (70232048)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード聴覚障害 / 機械実習 / 安全 / サポートエンジニアリング / マルチメディア / 教材開発 / 音声データ / ビジュアル・インタラクティブ
研究概要

聴覚障害者に対する実習指導の難しさの中に、言葉の伝達の問題だけではなく、健聴者の場合と比較して、実習中の音からの状況判断に関わる、作業上の安全の問題がある。サポートエンジニアリングを考えた、安全で高度な「機械実習」指導のための教育システムおよび教材の研究開発を以下の様に行った。
◎本学、機械工学科の実習受講生の聴能に関する資料データの収集等、基礎的調査を行った。
◎学生の機械実習中の作業音の知覚や緊張度を調査しようとした結果、機械実習中には音の重要性を知りながらも7割近い学生が補聴器を切り、作業を行っていることが分かった。
機械実習において、教官数に対し学生数が多く一斉指導を採らねばならない所では、適切な指導法が必要である。そこで補聴器を利用しない理由を調査すると共に、機械実習に関して音の問題と安全への配慮を特に行った。そしてこれらを踏まえ、機械工作法実習、CAD/CAM実習等の専門教育に必要とする聴覚障害の学生に適したビジュアル・インタラクティブな教育システム、および教材の開発と研究を行った。
◎これら基礎データを考慮した上で、機械実習における安全で迅速かつ的確な指導の徹底を図るために、彼らに適した指示方法が採れる教育システムとCAIの手法を利用した教材の開発と研究を行った。
◎実習に関わる音を録音し、音声データとしてコンピュータへ取り込み、加工編集を行った。これらの実習に関わる音に関する資料データは、聴覚障害を持つ学生にも検索可能な展開・提示方法を採った。
◎最適なシステムを組むことにより、作成が容易でしかもデジタル画像データとして容易に展開・提示できるよう、そして学生に理解しやすい方法を授業実践の中で採りながら研究を進めた。
本研究では、実際に学生の反応を生かしながら、聴覚障害者の機械実習における安全で高度な指導のための教育システムおよび教材の開発を行うことができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 荒木 勉、高橋伸幸、米山文雄: "聴覚障害学生の機械実習における安全指導とマルチメディアの利用" 筑波技術短期大学テクノレポート. No.2. P.149-153 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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