研究課題/領域番号 |
06808028
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東洋英和女学院大学 |
研究代表者 |
鶴田 庸子 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 講師 (00227480)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 日本語教育 / 教師用マニュアル / コニュニケーション能力 / 話しことば / 自然さ / 語用論 / ポライトネス / 初級教材 / コミュニケーション能力 / 誤用論 / 初級教科書 / 機能 |
研究概要 |
前研究(課題番号04808050)で作成した試作版教科書に関して、学習者・教師・教授法受講者にコメントを求めた結果、(1)教科書の会話文や練習文例の内容に、一部、改定した方がよいものがあること、(2)表現の用法の記述内容の当否に関してコメントが対立する部分があること、(3)初級教材としてみたときに、提示情報が多すぎる、情報が細部にわたりすぎている点がある、情報提示に言語学の専門用語などが多すぎて一般の学習者に分かりにくい点があること、(4)表記、教科書としての構成など、形式的な点で問題があること、が分かった。そこで、(1)(4)については研究協力者と改定案を協議した。(2)については日本語母語話者(大学生と社会人:計428名)を対象にアンケート調査を行ったところ、一部については、記述を変える必要があることが分かった。(3)については試作版で掲示している情報のうち一部は教師用マニュアルに提示して教科書本体からは削除する、一部は教科書に小さい活字で残して学習者に与える心理的負担を減らすことを考えている。 いっぽう、コメント収集の過程で、日本語教育担当者の多くに、ある表現を母語話者が使うのはどういう場面かという点にあまり注目しない傾向があることが分かった。ある表現を学習者がいろいろな場面で適切に使えるようになることを望むのであれば、導入と定着には、その表現が伝える論理的意味だけではなく、それが使われる場面がもつ情報(相手との関係・恩恵関係・それまで交わされていた会話の内容など)との関係で伝える意味にも注意を払う必要がある。そこで、教師用マニュアルでは、場面を重視する導入・練習法を行うことを主張し、じっさいの教室活動を考える際に参考になりそうな例を提示した。
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