研究課題/領域番号 |
06808049
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
大塚 謙一 静岡大学, 教育学部, 助教授 (20022303)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 地球環境変動 / 堆積構造 / ラミナ構造 / ディジタル計測 / 画像解析 / 水塊構造 / 気候変動 |
研究概要 |
汽水環境湖盆底に形成される堆積層の、微細ラミナ構造の精密ディジタル計測、画像解析による後氷期から現在に至る地球環境の変動を明らかにすることを目的とし、今年度は以下の事項につき研究を行なった。 1、湖底堆積層試料のラミナ構造を形成する構成要素の変化を、画像情報として記録し、コンピューターに取り込むため、大被写界深度ビディオ装置(キ-エンス、モニターマイクロスコープ)、及び光学顕微鏡ビディオカメラ装置を整備し、ビディオ信号から入力可能なシステムとして、ビディオ記録入出力装置を整備した。 2、最新のビジュアル情報処理に適したコンピューターを整備することにより、画像解析システムを整備し、ビディオ入力から画像情報の精密解析を行なうシステムを構築し、作業能率と精度の向上を計りつつある。 3、ラミナ構造の精密ディジタル計測システムの改良を、平成4、5年度の計画に続いて引き続き実施した。 4、以上の整備しつつある計測、画像解析システムのデータに対するリファレンスとして、浜名湖のボーリング試料について従来より行なってきた粒径分析によるデータの整備を引き続いて行ない、クライマティックオプティマム(約六千年前前)以降現在までに、それぞれの時代毎に特徴的な環境変動の周期、振幅を有する、3つの環境変動の期間が存在した事を、3本のコアー試料の火山灰鍵層による対比により確実なものとして解明した。 5、微細ラミナ構造堆積層のラミナ構造の変動と、堆積物の構成要素、特に堆積物粒径組成との間の関係を総合的に分析することにより、ラミナ構造の特に発達する時代と水盆の位置、深さが多少のズレを持ちながら関係しているらしいことを見い出した。これは粒径組成により検出されるであろう降水現象を中心とした気候環境の変動と水塊構造の変動との関係、さらに地球規模の環境変動についての手掛かりを得つつあるものと思われる。
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