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ハチの触角を模擬した能動的センサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06808094
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京電機大学

研究代表者

福井 康裕  東京電機大学, 理工学部, 教授 (60112877)

研究分担者 佐久間 一郎  東京電機大学, 理工学部, 助教授 (50178597)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード造形法 / アシナガバチ / 巣作り行動 / 触角 / 走性 / ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム
研究概要

1ハチは規則正しく並んだ六角形の巣を作ることができる。本研究では、巣作りにおける触角の動作の観察と造形法の検討を行った。分析と検討のため、触角の動作に基づく巣作り行動と巣作りの過程をVTRを用いて記録した。巣作りにおいて触角は非常に活発に動き、その動作は、巣作りの各々の過程において、規則的、特徴的である。観察結果から、触角の特徴的な動作は、巣の形状を決定するために用いられており、「走性」と呼ばれている性質と深く関係していることがわかった。
2ハチの造形方法を、コンピュータシミュレーションにより検討した。シミュレーションは、走性のような簡単な動作ルールと作られる形状の関係を確かめるために行われた。シミュレーション結果から、指標となる土台形状を基にして、走性のような単純な動作ルールにより、直線や曲線、六角形といった形状を作成できることを確認した。
3ハチの巣作り行動に基づく造形ロボットを構築した。造形ロボットは、ハチの触角を模擬した2つのセンサーを備えており、これにより造形実験を行った。指標となる土台形状を基にして、センサーの動作と簡単な動作ルールに基づく造形ルールにより、土台形状を維持した造形や、異なる形状への作り変えができることを確認した。
基本的な形状をトレースすることのできる、造形のための最適なルールの獲得を試みた。ロボットの造形ルールはニューラルネットワークを用いて表現し、コンピュータシミュレーションにより、基本的な形状をトレースできるルールの獲得を行った。トレースのための最適なルールは遺伝的アルゴリズムを用いて学習、決定した。分析の結果、遺伝的操作により得られたルールは、走性と関係していることが示された。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 本間章彦,福井康裕: "ハチの巣作り行動に学ぶ立体形状造形法" 精密工学会誌. Vol.60 No.12. 1721-1725 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 本間章彦,川口祥二,福井康裕: "ハチの巣作り行動に学ぶ立体形状の成形アルゴリズムに関する研究" 第32巻特別号第33回日本エム・イ-学会大会論文集. Vol.32 Suppl. 233 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 唐澤崇昭,本間章彦,福井康裕: "ハチの巣作り行動に学ぶ立体形状の成形アルゴリズムに関する研究" 第10回エル・エス・ティ学会大会講演予稿集. 40 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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