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惑星チャンネル地形の形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06832012
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 惑星科学
研究機関宇宙科学研究所

研究代表者

水谷 仁  宇宙科学研究所, 惑星研究系, 教授 (00011578)

研究分担者 藤村 彰夫  宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (70173458)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード惑星 / チャネル地形 / 蛇行 / 火星 / 惑星地形学
研究概要

当初の研究計画に従い、惑星チャネル地形の形態に関する数理モデル、解析法について研究を進め、最後に火星のチャネル地形と地球の河川についての比較研究を行い、火星チャネルを形成した流体の特性についての制約条件を求めることを行った。
特に本研究では当初の予定通り、チャネルの蛇行に注目し、蛇行を引き起こす水理学学的モデルを再検討し、惑星チャネル一般の問題として定式化した。この結果蛇行の波長、1とチャネルの幅、W(河幅)あるいは深さとは1=aWの関係にあることが判明した。この一次の関係式は実際に地球の河川で観測された事実と一致し、また本研究の結果、金星、火星のチャネル地形についても成り立っていることがわかった。これは惑星地形学としてはじめての発見であり、きわめて興味深い特徴であると思われる。また上式の比例係数、aは火星のチャネル地形と地球河川とはほぼ同じ値を取るのに対し、金星のチャネル地形では約10倍大きな値を取る。この事は火星チャネル地形が地球河川と同じように流水によって作られた事を示唆するものである。
この比例係数は、aはチャネルを流れる流体のレイノルズ数、プラントル数の複雑な関数になっている。この関係式を使ってチャネル地形を作った流体の特性を原理的には明らかに出来ると思われるが、まだ本研究ではその段階にまで達しなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] A.Kadota: "Comparative Planetary Potamology II" Proc.27th Lunar Planet.Symp.19-22 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] J.M.Greenberg: "A.Derivation of the Tensile Strength of a Cometary Nucleus" Proc.27th Lunar Planet.Symp.168-169 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] J.M.Greenberg: "A new derivation of the tensile strength of cometary nucleii application of comet shoemaker-Levg 9" Astrom Astrophys.4(in press). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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