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ニューロン死における成長抑制因子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 06833015
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 老化(加齢)
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

内田 洋子  (財)東京都老人総合研究所, 神経病理部門, 研究員 (60133633)

研究分担者 五味 不二也  (財)東京都老人総合研究所, 超微形態, 助手 (40205620)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード成長抑制因子(GIF) / 変性疾患 / ニューロン死
研究概要

アルツハイマー病などの変性疾患で、ニューロン死と共に成長抑制因子(GIF)が消失する。GIFには、神経栄養因子活性を抑制する作用だけでなく、フリーラジカル消去能もあることがわかっている。そこで、GIFの消失が、フリーラジカルを介して、ニューロン死を加速するかどうかを明かにするため、以下の研究計画を実施した。
1.GIFが酸素ストレスからニューロンを保護するかどうかを調べた。培地に添加したGIFは50%酸素負荷によるニューロン死から培養ラット大脳皮質ニューロンを保護した。
2.GIFはprotease類に抵抗性があるため、培養アストロサイト(ラット)にGIFのantisense oligonucleotideを導入してGIF mRNA発現を抑えても、培養アストロサイト内に存在するGIFがすぐに消失する保証はない。そこで、GIFの消失を証明するために、sandwich ELISAを開発した。ヒトGIFを抗原に、ラットGIFも認識する単クローン抗体を作製し、第一抗体とした。次に、ラットGIFのN末端の8-12残基に相当する合成ペプチド3種類、C末端の9-11残基に相当する合成ペプチド2種類に対する抗体を作製したが、C末端11残基ペプチドに対する抗体のみがsandwich ELISAの第二抗体として使用できた。この二種類のGIF抗体を用いて、sandwich ELISAを確立した。
3.現在、培養アストロサイトにGIFのantisense oligonucleotideを導入し、GIF mRNA発現を抑えて、GIF蛋白を消失させる条件を検討しており、今後、GIF発現を抑えたアストロサイトと胎生大脳皮質ニューロンとをcocultureし、50%酸素負荷によるニューロン死が加速されるかどうか調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Uchida & Y.Ihara: "The N-terminal portion of GIF is sufficient for biological activity" J.Biol Chem.270. 3365-3369 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Uchida: "Growth-inhibitory factor,metallothionein-like protein,& neurodegenerative disease." Biol.Signals. 3. 211-215 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Uchida,N.Ohstuka & Y.Ihara: "Alzheimer's and Parkinson's Disease" Plenum Publiohing Corporation(I.Hanin,M.Yoshida & A.Fisher,eds), 624 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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