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現代家庭における家事労働の実態と意味に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06851025
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関愛知教育大学

研究代表者

園田 真理  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20242894)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード家事労働 / 配慮労働 / 情緒労働 / 家事の「外部化」
研究概要

平成6年度科学研究費補助金を受け、家事労働の実態と意味に関する実証的調査研究を行うための理論・方法論の検討および予備調査を行った。
英米における感情社会学研究、社会的ネットワーク論、ソーシャルサポート研究などの文献収集、検討を通して導きだした仮説は以下の通りである。(1)家事労働には掃除、洗濯など狭義の家事行為だけではなく、家族員の予定や健康、家庭管理に対する配慮労働や、家族員とのコミュニケーションを円滑に運ぶための情緒労働の側面があり、配慮労働、情緒労働に対する必要性の認知が男女間で異なることが、女性が一方的に家事を担ってしまう要因になっている。(2)家事労働を「外部化」した場合、外部の機関と連絡・調整を行うという「配慮労働」が増加することが家事の「外部化」を促進しない要因になっている。(3)家事労働が家族の幸福に関する規模と強く結びついていることが、家事の「外部化」をさまたげ、良質な家事サービス供給の進行をさまたげている。
上記の仮説を検証するための方法としては、夫婦ペアにした質問紙調査およびインテンシブなインタビュー調査を併用することが有効であることが、先行研究の方法論を検討することを通じて明らかになった。仮説を検証するために必要な概念の操作化を行い、質問紙調査票を作成、都市部に居住する30カップルの夫婦を対象に予備調査を行い、パーソナルコンピューターを用いて調査票の有効性を確認した。現在、本調査に向けて準備を進めているところである。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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