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市民活動におけるニューメディア利用の実態についての調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 06851027
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関徳島大学

研究代表者

干川 剛史  徳島大学, 総合科学部, 講師 (20243735)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード市民活動 / ニューメディア / 電子ネットワーク / コンピュータ通信 / インターネット / オルタナティブ
研究概要

平成6年度においては、平成6年度科学研究費補助金奨励研究(A)の助成を受け、世界規模のコンピューター通信ネットワークであるインターネットを利用して全国・全地球規模で活動を行っている市民活動グループを主な研究対象として、参与観察とアンケート調査をもとに実態調査を行った。
そして、この実態調査を通じて、日本における電子ネットワーキング(:コンピューター通信ネットワークを媒介としたオルタナティブな社会の構築をめざす市民による代案提示問題解決活動)の現状として明らかになったのは、次のことである。
まず、1980年代後半から、日本国内においては、三つの電子ネットワーキングの流れがあることがわかった。つまり、NIFTY-Serve、PC-VANといった大手商用コンピューター通信ネットワークの中での全国規模の電子ネットワーキング、草の根BBSとしての地域に根ざした電子ネットワーキング、また、インターネットを利用したグローバルな市民同士の連携を志向する電子ネットワーキングである。
そして、これらは、現在、独自に活動を展開しながら、連帯関係を形成しつつあるが、しかし、日本国内のこれらの電子ネットワーキングは、制度的な制約やその他の困難に直面し、海外の電子ネットワーキングに比べて明らかに後進性をもっており、それらが、十分に活動を展開し成果を上げるには、人材、活動資金、組織力等に関していくつかの乗り越えるべき課題があることが、今回の調査研究によって明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 干川剛史: "市民CMCネットワーキングとオルタナティブ公共圏の可能性" 現代社会理論研究. 第4号. 69-83 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 干川剛史: "自律的公共性への構造転換に向けて" 社会学評論. 第45巻第3号. 18-31 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 干川剛史: "市民的公共圏再建の可能性" 徳島大学社会科学研究. 第8号. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 干川剛史: "コンピューターネットワークにおける市民活動の展開" 社会科学討究. 第40巻第3号. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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