• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

コミュニティ・リーダーの社会的性格に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06851030
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関流通経済大学

研究代表者

玉野 和志  流通経済大学, 社会学部, 助教授 (00197568)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコミュニティ・リーダー / 行政協力員制度 / 女性政策
研究概要

1.調査の方法について
まず、品川区における行政策作全般の経過と区政協力員制度および女性政策の展開に関するヒアリング調査を行った。併せて質問紙調査への依頼も試みたが、名簿の入手が困難であることや、制度的な前提について確認すべき点が多いこともあって、時期尚早と判断し、他の自治体も含めたヒアリング調査と何人かのコミュニティ・リーダーに対するインテンシヴ・インタヴューの方法へと切り替えることにした。
2.コミュニティ・リーダーと行政をつなぐ諸制度
東京都品川区、石川県金沢市、三重県松阪市について、各種のコミュニティ・リーダーを行政的に位置づける諸制度に関するヒアリング調査を行った。その結果、町内会、自治会に代表される行政協力員制度や連絡員制度などの旧来からの手法に加えて、近年では女性政策の一環として地域で活動する女性に講座の企画委員を委託したり、行動計画の策定に参画させるといった新しい形態が導入されつつあることが明らかになった。
3.コミュニティ・リーダーのケーススタディ
品川区で実際に活動している女性リーダーに対するインテンシヴ・インタヴューの結果、コミュニティ・リーダーにとって行政とのかかわりは様々な行政情報の入手だけでなく、自治的・社会的活動への視野や知識を高めるうえで非常に重要な役割をはたしていることがわかった。しかし反面、行政側の位置づけはあくまで「行政協力」の枠内に限定されるため、やがて自律的な判断力と行動力を持つまでに成長したリーダーからは、かえって住民としての活動を制約するものと感じられていくという問題点も浮き彫りにされてきた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi