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乱流せん断場の溶血(赤血球破壊)に及ぼす影響に関する数値解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06855024
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関京都大学

研究代表者

玉川 雅章  京都大学, 工学部, 助手 (80227264)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード溶血 / せん断乱流 / 赤血球 / 分子粘性せん断応力 / 乱流せん断応力 / オリフィス管
研究概要

本研究では,乱流せん断場を作り出す形状としてオリフィス管内流れを取り上げ,流れ場の数値計算とこれから溶血評価法の検討を行った.まず,オリフィス形状の違いによる流れ場の計算をおこない,その形状で発生しうるせん断応力の発生を乱流モデル(k-εモデル)を用いた計算による予測した.流体場の仮定としては,(1)赤血球の数は十分少なく単相流として扱う,(2)乱流渦と粒子の相互作用はない,以上の2点を用いた.このオリフィス管内の流れをレイノルズ数10000で解き,その結果,以下のことがわかった.
(1)オリフィス管上流部にある角の丸みによって発生した乱流せん断応力が角の丸みが小さくなると,急激に大きくなり最大5000Paにも達する.
(2)(1)の同一地点で発生する乱流せん断応力は,分子粘性せん断応力に比べて十分大きい.
乱流エネルギーやエネルギー散逸率はオリフィス宿流部で非常に大きい値をしめし,これらの乱流量も溶血に関与すると考えられる.
また,この流れ場から得た情報を整理すると赤血球がせん断応力の時間積分や経路積分のある一定値を越えると破壊するという評価法が溶血実験との相関があることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 玉川雅章: "衝撃波の生体組織に及ぼす影響(第1報,非破膜式衝撃波管を用いた生体変性試験用単発鋸歯状圧力波発生装置の開発と動物実験)" 日本機械学会論文集(B編). 60. 3762-3767 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 玉川雅章: "衝撃波の生体組織に及ぼす影響(第2報,衝撃波が生体組織に入射したときの圧力波(縦波)の数値解析)" 日本機械学会論文集(B編). 60. 3768-3774 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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