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情報理論的手法による文字認識システムの構成

研究課題

研究課題/領域番号 06855040
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

稲葉 宏幸  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (40243117)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード文字認識システム / 郵便番号 / 情報量 / 非対称通信路 / 非対称誤り訂正符号
研究概要

コンピュータ,ファクシミリをはじめとする各種情報機器が益々多様化し,日常化する現在,優れたユーザインタフェースの開発が重要な技術的課題のひとつとなってきている.文字認識システムは,多数の人が特に訓練を必要とせずに手軽に利用できるという意味で,このような条件を満たす優れたユーザインタフェースであり,コンピュータの入力システム,郵便・商品配送システム,各種統計調査等をはじめとして広く実用に供せられている.
認識システムの認識率の向上を図るために自然言語に含まれる冗長を利用することが従来行なわれてきているが,これらの手法は郵便番号,電話番号等のほとんど冗長を含まない情報源に対しては必ずしも十分効果的に適用することができない.従って,これらの情報に対してはあらかじめ冗長を組織的に付加する必要があるが,その具体的手法については従来全く検討されていなかった.
本研究ではまず,認識システムの評価基準として情報量が有効であることを示し,これを用いて認識文字の最適な生起確率分布を求める.さらに生起確率が小さな文字を削除することにより,情報量を最大化することができることを明らかにした.
次に各文字が上で求めた最適な生起確率分布を有するような誤り訂正符号をシミュレーテッドアニーリング法を用いて構成し,これが既存の符号と比較して優れた性能を有していることを確認した.
また,より実用的な符号を構成するために,文字認識システムを一種の非対称通信路としてモデル化し,生起確率は一定として,符号化・復合化の容易な符号を構成した.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 稲葉宏幸: "誤り訂正符号を適用した文字認識システムに関する一考察" 電子情報通信学会論文誌. D-II. 353-361 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 稲葉宏幸: "非対称誤り訂正符号に関する二、三の考察" 第17回情報理論とその応用学会シンポジウム予稿集. 1. 117-120 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 車田亜紀子: "多元非対称誤り訂正符号とその文字認識システムへの応用" 第17回情報理論とその応用学会シンポジウム予稿集. 1. 121-124 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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