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視覚障害者を考慮したオンライン手書き入力インタフェースによる感覚代行に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06855046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 システム工学
研究機関熊本電波工業高等専門学校

研究代表者

清田 公保  熊本電波工業高等専門学校, 情報通信工学科, 講師 (80186353)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード視覚障害者 / オンライン手書き入力 / コミュニケーションエイド / タブレット / 音声合成出力 / 感覚代行
研究概要

視覚障害者(疾病や事故による中途失明者)が晴眼者の介添えなしでも日本語処理が行えるヒューマンインタフェースの実現のため,読み書きの感覚代行として機能する日本語インタフェースの研究を行った.はじめに,視覚障害者によるオンライン手書き入力時の被験者分析より,視覚障害者が安定して文字入力を行える為の条件として1.文字枠のサイズは7〜10cm程度,2.記入範囲を認識しやすいように文字枠に段差形状を持たせるようにすること等が必要であることが分かった.これらの結果を基に,視覚障害者に有効な手書き入力タブレットの設計および試作を行った.次に,オンライン手書き入力インタフェースをコミュニケーションエイドとして機能させるために必要な基礎データを得ることを目的として,音声合成装置を利用した逐次音声支援による感覚代行技術と,先に開発した視覚障害者の変形手書き文字にも対応可能な認識アルゴリズムを用いて視覚障害者援用インタフェースのプロトタイプを構築した.試作機の評価実験により,画面情報を視覚障害者に音声で伝達するには,各操作の終了段階で逐次音声支援を行う方が良いこと,利用者からのアクション(専用のハンドコントローラ装置によるキ-操作)に応じて必要な情報を優先して得られるようにしておくこと,応答のレスポンスを早くしておくこと(認識に時間が掛かり音声による反応が遅れると不安感を生じやすい)などの条件を満足することが必要であることが分かった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 清田公保: "視覚障害者のための感覚代行を行う日本語入力インタフェースの開発" 第47回電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 797- (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 清田公保: "視覚障害者を考慮した日本語入力インタフェースの感覚代行への応用" 第9回熊本県産学官技術交流会資料集. 123-124 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 清田公保: "視覚障害者によるオンライン手書き漢字の文字変形分析と画数情報を用いた分類" 情報処理学会論文誌. 36巻3号. 636-644 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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