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可視化技術と生物化学的計測法による嫌気性グラニュール汚泥のマイクロ構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06855061
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関東北大学

研究代表者

李 玉友  東北大学, 工学部, 助教授 (30201106)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード嫌気性消化 / UASBプロセス / グラニュール / 細菌群構造 / 可視化 / メタン生成細菌 / 共生コロニー
研究概要

本研究は、新たに開発する総合的可視化技術を用いてグラニュール内の細菌相構造を明らかにしようとするものであり、次のような研究成果が得られた。
1.グラニュールの元素構成及び細菌相構造を可視化する分析技術を確立できた。
ミクロトームを用いてグラニュールを2-5μm薄く切って、位相差/蛍光顕微鏡でグラニュールの全体構造を観察し、またメタン生成菌特有の補酵素F420とF350の発光特性を利用してメタン生成菌の分布を可視化することができた。また、SEMとTEMを用いてグラニュールの各層における細菌の形態を観察し、グラニュール内部における細菌群の分布を解明する。こうした顕微鏡技術を総合利用してグラニュール内の細菌相構造を可視化できる分析技術を開発することに成功した。
2.ビール工場排水を処理するグラニュールのマイクロ構造を明らかにした。
ビール工場排水を処理するグラニュールを解析した結果、同グラニュールのマイクロ構造は三つの層に分けることができる。表層は主に酸生成細菌、中間層は共生コロニーとMethanothrix,中心部分は主に酢酸資化性メタン生成細菌であるMethanothrixによってそれぞれ構成されている。この微生物の棲み分け現象は糖類排水のメタン発酵における中間代謝産物の蓄積、グラニュール内部への物質移動及び食物連鎖によって説明できる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.H.P.Fang: "Performance and Sludge Characteristics of UASB Process Treating Propionate-Rich Waste Water" Water Research. 29. 895-898 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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