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修飾金属酸化物表面の新規塩基性評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06855088
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 触媒・化学プロセス
研究機関北見工業大学

研究代表者

菅野 亨  北見工業大学, 工学部, 教務職員 (20186175)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード酸化マグネシウム / アルカリ金属添加 / 塩基性評価
研究概要

(1)In-situ赤外分光法用セル(石英ガラス製)を用いて、種々アルカリ金属添加酸化マグネシウムに各温度で炭酸ガス導入後、赤外スペクトルを測定したところ、アルカリ金属添加により2座配位から1座配位の炭酸塩に変化する現象がよりはっきりと観測できた。また流通系において種々サンプルの炭酸ガス導入後の昇温脱離挙動を追跡し、アルカリ金属添加により高温脱離ピーク、すなわち強塩基点の割合が増大することを認めた。
(2)種々サンプルの赤外スペクトルにおける1座配位炭酸塩の吸収波数(IRパラメーター)は、昇温脱離実験における全炭酸ガス脱離量に占める高温(673K以上)での脱離量の割合と直線的な相関性があった。
(3)2-プロパノール分解中におけるアセトン/プロペン比は、IRパラメーターと正の相関性を示した。このアセトン/プロペン比は塩基性の指標の1つとされており、この結果はIRパラメーターが塩基性評価パラメーターとして妥当なものであることを示している。
また、水性ガス転化反応活性をIRパラメーターにより整理すると、山型の分布形態を示した。一方、活性は昇温脱離実験において得られた弱い塩基量に対して直線的に増加し、この反応の活性点は弱塩基点であることを示した。(2)の結果をも考慮し、以上のことは、IRパラメーターは各サンプル表面上の平均化された塩基の強さを表すパラメーターであると結論した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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