• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高原子価金属ポルフィリン誘導体を用いたオレフィツ類の可視光酸素化反応

研究課題

研究課題/領域番号 06855099
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 工業物理化学
研究機関東京都立大学

研究代表者

白上 努  東京都立大学, 工学部, 助手 (60235744)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアンチモン / ポルフィリン / 高原子価金属 / 増感剤 / 光酸素化反応 / 可視光 / オキソ錯体 / 光エネルギー変換
研究概要

従来、検討してきたアンチモン(V)テトラフェニルポルフィリン錯体(Sb(V)TPP(OH)_2)以外の高原子価金属ポルフィリン錯体として、中心金属にリン(V)、ゲルマニウム(IV)を有するポルフィリン錯体(P(V)TPP(OH)_2、Ge(IV)TPP(OH)_2)の合成に成功し、そのキャラクタリゼーションをSb(V)TPPと比較検討し、その相違を考察した。さらに、非対称軸配位子を導入した新規アンチモンポルフィリン錯体(Sb(V)TPP(OH)(L)、L=-OMe,-OEt,-OCH_2CF_3)の合成に成功し、そのキャラクタリゼーションを行った。
上記で合成した高原子価金属ポルフィリン類を増感剤として用い、従来行ってきたシクロヘキセンの可視光酸素化反応を検討した結果、各錯体間で効率よく反応は進行し、本酸素化反応の一般性を明らかにすることができた。また各錯体間における生成物分布の相違が認められ、軸配位水酸基のプロトンが解離しやすいポルフィリン錯体ほど、二電子酸化過程の鍵中間体である金属オキソ錯体を経由して反応が進行することがわかり、これまでの推定反応機構を支持する結果を得た。さらにレーザーフラッシュフォトリシスによって反応初期の光電子移動過程で生成すると考えられるポルフィリン酸化種(ポルフィリンラジカルカチオン)の観察に成功し、より詳細な本光酸素化反応機構の議論を進めることが可能となり、さらなる高効率化のための指針を得ることができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Takagi,T.Okamoto,S.Shiragami and H.Inoue: "Photochemical Oxygenation of Cycbhexene through Reductive Quenching of Exoted Tetraphenylporphyrinatoantimony (V) by Triphenyl Phosphine" Journal of Organic Chcmistry. 7373-7376 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi