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多機能性メディエーターによる新規間接電解反応の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06855103
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 有機工業化学
研究機関京都大学

研究代表者

小松 直樹  京都大学, 理学部, 助手 (30253008)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードビスマス塩 / レドックス / メディエーター / ビスマス錯体 / 酸化
研究概要

当初、掲題の間接電解反応について検討を行なう予定であったが、研究代表者の移動に伴い、ビスマス(III)塩の3価-5価間のレドックス用いたメディエーターシステムの構築とその有機合成への応用という課題で検討を行なったので、その成果について報告する。
1.各種ビスマス(III)塩および錯塩の合成
ビスマス(III)塩としてBi[N(SiMe_3)_2]_3,Bi(CH_2SiMe_3)_3,を合成し、また、その錯塩としてハロゲン化ビスマス(III)、硝酸ビスマス(III)とクラウンエーテル、エチレングリコールオリゴマー、ピリジン、ビピリジン、1,10-フェナントロリン、テトラフェニルポルフィリンとの組み合わせで合成を行なった。
2.各種ビスマス(III)塩および錯塩をメディエーターとする酸化反応の検討
酸化反応としては最初ヨードシルベンゼンを共酸化剤とする無置換オレフィンのエポキシ化について検討を行なったが、いずれのビスマス化合物においても目的生成物は得られなかった。次にアルコールの酸化について、同様の反応条件で検討を行なったところ、未だ満足できる値ではないものの、塩化ビスマス(III)-ピリジン錯体においてターンオーバー4〜5で酸化生成物が得られている。
3.機構的考察
合成した各種ビスマス(III)塩および錯塩についてサイクリックボルタノグラムを測定し、その酸化電位および触媒反応への適性を検討した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田中 英雄: "Use of aluminum as an electronpool. Reductive coupling of iodobenzenes promoted by electron transfer in a Ni/Pb/Al multi redox system" Inorg.Chim.Acta. 222. 323-326 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小松直樹: "有機カルユゲン化学の不斉合成への展開" 有機合成化学協会誌. 53. 268-274 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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