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遺伝性リンパ節欠損(aly)マウスの病因遺伝子はMAdCAM-1か?

研究課題

研究課題/領域番号 06857024
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

小池 竜司  (財)東京都臨床医学総合研究所, 免疫研究部門, 研究員 (50250220)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードalyマウス / MAdCAM-1 / 辺縁帯
研究概要

1、alyマウスの全身の組織におけるMAdCAM-1分子の発現を、免疫組織染色法により蛋白レベルで、ノーザンブロット法によりmRNAレベルで検討を行なったところ、alyマウスの脾臓において蛋白、mRNAいずれのレベルにおいても発現がほぼ欠損しているのが明らかとなった。しかしalyマウスの腸管においては、MAdCAM-1蛋白およびmRNAいずれも正常に発現が認められ、全身性の欠損ではないことが示唆された。また脾臓においてMAdCAM-1陽性細胞の周辺に存在する数種類の抗原をalyマウスで検索したところ、やはり欠損が見られた。即ちalyマウス脾臓では、MAdCAM-1陽性細胞とその周辺の細胞を含めた辺縁帯と呼ばれる構造全体が欠損していることが示唆された。
2、alyマウスゲノムDNAからλEMBL3をゲノムライブラリーを作製し、MAdCAM-1ゲノムクローニングを行なった。MAdCAM-1遺伝子は五つのエクソンから成り、正常クローンと制限酵素パターン、一部の塩基配列を比較したが、両者の間に明らかな差は認められなかった。現在さらに詳細な制限酵素地図の作成、発現調節領域の解析を行なっている。
3、MAdCAM-1ゲノムクローンおよびその一部をサブクローニングしたものをプローブとして用いて、In situ hybridization法により染色体上の位置の同定を行なう。種々のクローンおよびcDNAをプローブとして試みており、またhybridizationの条件設定にも時間が必要であるため、まだ確実な結果は得られていない。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Kuramoto T.et al.: "The alymphoplacia (aly) mutation co-segregates with the intercellular adhesion molecule-2 (Icam-2) on mouse chromosoine 11." Int.Immunol.6. 991-994 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Nanno M.et al.: "Development of intestinal intraepithelial T lymphocytes is independent of Peyer's patches and lymph nodes in aly mutant mice." J.Immunol.153. 2014-2020 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Koike R.et al.: "Gold sodium thiomalate down-regulates intercellular adhesion maiecule-1 and vascular endothelial cell adhesion molecule-1 on vascular cells." Mol.Pharmacol.46. 599-604 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小池竜司: "alyマウスにおける接着分子発現の解析" Medical Immunology. 27. 487-494 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小池竜司: "図解講座 alyマウス" 免疫薬理. 13. 95-102 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小池竜司他(共著): "免疫1994-95" 多田富雄.岸本忠三編.中山書店発行, 206 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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