• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

遺伝子の多型性分析と組織のDNA障害からみた癌発生および転移の予知

研究課題

研究課題/領域番号 06857084
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

加藤 俊二  日本医科大学, 医学部, 助手 (60224507)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード遺伝子多型 / チトクロームp450 2E1 / L-myc / 危険度評価 / DNA付加体
研究概要

今年度の研究実施計画より、以下の項目を今年度の研究成果として報告します。
1.胃癌218例と正常コントロール319例の症例を集積し、胃癌におけるケースコントロールを作成した。これらのサンプルよりDNAを抽出し、以下の実験に用いた。
2.チトクロームp4502E1遺伝子のうちRsa1制限酵素による遺伝子多型性(RFLP)をPCR-制限酵素処理法により判定した。
3.増殖に関与する癌遺伝子であるL-myc遺伝子の多型性分析を同様な手法に従い行った。
4.胃癌症例以外に、肝癌16例、肝硬変48例の症例を集積し、チトクロームp4502E1およびL-mycの遺伝子多型性を調べた。
5.これらの結果をX^2検定、Mantel-HaenazelのOdds Ratio(相対危険度)などの検定で統計学的に検討したところ、チトクロームp4502E1 Rsal RFLPの特定の遺伝子タイプと胃癌、肝癌の発生には、この症例数では有意差は認められなかった。しかしながら、B型やC型肝炎の合併のないアルコール性肝硬変の発生に、特定の遺伝子タイプの関与の可能性が示唆された(Rharmacogenetics,1995 inpress)。このことにより、アルコール脱炭酸酵素以外の重要なアルコール代謝酵素であるチトクロームp4502E1の遺伝子多型性を調べることにより特にアルコール性肝硬変の発生が予測できるかも知れないと考えられる。
本研究は、解析した症例数が不十分でまだ推測の域をででおりませんが、今後更に症例数を増やして検討したいと思います。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤俊二: "Cytochrme P450 2E1(CYP2E1)geneticpolymrphismin a case cotrol study of gastnccanaracdlioer Cyseas" Pharmacogenetics. in press. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi