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経頭蓋磁気刺激による耳鼻咽喉科領域における臨床応用について

研究課題

研究課題/領域番号 06857124
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

山川 卓也  順天堂大学, 医学部, 助手 (70210333)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード顔面神経 / 磁気刺激
研究概要

経頭蓋磁気刺激法を用いて、顔面神経に関し、研究を行った。
1.顔面神経麻痺患者の麻痺の程度と予後推定に有用であるか。
麻痺患者の麻痺の程度をHouse-Brackmannの分類に従って検討した。麻痺の程度が比較的軽症な症例では、麻痺発症後7日目の検査では、磁気刺激によるCMAPsを認めた。しかし、中等症、重症例ではCMAPsは認めなかった。この結果は、従来までの電気刺激を用いて、経皮的に顔面神経を刺激するENoGと比較すると反応閾値が高く、臨床的には今後の検討が必要と思われた。しかし、安定性については非侵襲的な刺激法であることも加え、充分満足できる結果であった。
2.磁気刺激時に発するノイズが聴覚へ影響を与えるか否か。
ネコの頭部を1000回磁気刺激して、聴覚への影響をABRを用いて検討した。ノイズレベルは140dBに達し、パルス波形であったが、刺激前後でABRに変化は認められなかった。
3.磁気刺激による顔面神経と三叉神経との関係に関する検討。
側頭部を磁気刺激し、眼輪筋より誘導すると40msec前後に両側性に反応成分を認めた。われわれは、正常者、顔面神経麻痺患者、MS、聴神経腫瘍患者に対して行い、この反応がBlink reflexのR2成分と同様の性格を持ったものであることを証明した。今後さらに症例を増やして検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山川卓也: "磁気刺激による顔面神経の検討" Facial Nerre Research. 14. 201-204 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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