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P.C.R.法を用いた歯周病関連細菌の検出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06857165
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

林田 秀明  長崎大学, 歯学部, 助手 (20238140)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯周病関連細菌 / P.C.R.法
研究概要

歯周病は,口腔内の特定の細菌によって惹起される感染症としてとらえられている。本研究は,Polymerase Chain Reaction法(以下P.C.R法と略す)を局所性若年性歯周炎に関与するActinobacillus actinomycetemcomitans(以下A.a.と略す)の迅速かつ特異的な検出に応用することを検討した。本研究では,既に塩基配列決定したA.a.Y4株のリボソームタンパク質遺伝子の5'側と3'側の塩基配列を読み取り,リボソームタンパク質遺伝子をコードする遺伝子クラスターS10オペロンの大部分を塩基配列決定した。塩基配列から大腸菌のS10オペロンにコードされているリボソームタンパク質遺伝子の順序は同一であることが明らかになった。また,塩基配列とそれから推定されるアミノ酸配列の一次構造解析の結果,大腸菌のそれと高い相同性が認められた。さらに,明らかにした塩基配列の中には,S10オペロンの下流数百ベースを含んでいたが,この領域は,大腸菌のS10オペロンの下流の配列とは相同性が低かった。さらに,この領域の一部をプラスミドに組み込み,P.C.R.で増幅した。P.C.R.産物をプローブにしてA.a.Y4株とATCC29523株の染色体DNAとサザンハイブリダイゼーションをおこなったところ,A.a.Y4株のみ交雑反応が認められた。このことから,A.a,Y4株のS10オペロンの下流をプライマーとして用いれば,それのみを特異的に検出できる可能性があると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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