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地域レジャー複合体の経済効果(5)〜「ゆとり空間」の環境経済学〜

研究課題

研究課題/領域番号 06858011
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関西日本工業大学

研究代表者

佐々木 康  西日本工業大学, 工学部, 講師 (00183377)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードレジャー / スポーツ / 経済効果 / 産業連関分析 / 環境経済学 / 人的資本
研究概要

産業連関の経済効果;レジャー・スポーツ(L/S)産業連関と地域経済との関係
これまで大規模L/S施設(スペースワールド、ハウステンボス、福岡ドーム)の経済効果を産業連関分析で試算し、数百億円からその乗数効果1.5〜1.8倍の生産誘発、消費誘発効果と、雇用誘発効果を明らかにした。しかし、1990年代に入りその大規模投資や、乗数効果ヘの疑問が指摘され、地域(すなわち家計)への純粋な効果を示す指標、乗数の妥当性を検討する時期に入ってきていることが、文献(Crompton,1996等)から強調されている。今後は地域経済規模との質的関係に言及する視点が求められる。
環境経済学効果;L/S空間環境と経済との関係
環境経済的有効性は、環境保全と経済活動への有効性を同時にもたらす評価視点である。合田のエコテクノロジーの空間概念(「環境情報科学」等の雑誌参照)、産業連関分析を開発したLeontiefの公害要因利用の概念で、L/S施設と自然環境の共生事業を評価する可能性が示唆される。環境と経済の両面に有効な空間・技術は徐々に実践ケースが増加している。
人的資本の経済効果;人的資本サービスと経済の関係
L/S産業は、サービスの生産と供給の場の一致する、人的資本依存産業であり、その教育・研修への量的・質的投資が重視されねばならない。産業界全体で組織再構築が叫ばれるなかで、L/S産業においても、有効な人材活用戦略が求められている。提携戦略(alliance strategy)による人材の「補完・蓄積・研究・改革・信頼」といった経営資源化の有効性が示唆される(Sasaki,Harada,1994)。
以上の3視点の推進がL/S産業の経済効果を生み出す誘因となることが示された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Sasaki,K., Harada,M.,: "Socioeconomic Impact of Leisure/Sport Complex: Interindustrial analysis & strategic alliance." Paper for Second European Congress on Sport Management, (Florence, Italy). 1-9 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木 康: "スポーツ・ビジネスの経済効果" Sport Business. 1994 Apr. 139. 36-37 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木 康: "ドームの経済社会" スポーツ産業学研究. 4(2). 17-27 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木 康 他: "スポーツ産業論入門(第6章、スポーツイベントと経済効果執筆)" 杏林書院, (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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