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外国人留学生にとっての日本語方言の聴解困難さについての実験研究

研究課題

研究課題/領域番号 06858030
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関詫間電波工業高等専門学校

研究代表者

平岡 禎一  詫間電波工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (60189826)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード日本語 / 方言 / 留学生
研究概要

1.讃岐方言の解析
留学生へのインタヴューから讃岐方言が多く使用されていると思われる教師(以下方言教師)の授業中の発話を約30分間録音し、以下の3点についてその他2名の教師(数学、制御工学)の発話との比較的解析を行った:
(1)方言語彙の品詞別頻度
名詞、動詞、形容詞、形容動詞などについては、3者間にほとんど有意差が見られなかった。ところが接続詞(「ほんで」、「ほやったら」、等)、助詞(「〜やきん」「〜やけど」等)、及び助動詞(「〜やろ」等)の頻度においては非常に大きな違いが見られた。
(2)マクロ文構造
単文・重文・複文、受け身、完了・進行相、などの出現頻度には3者間に有意な違いは観察されなかった。
(3)音声的解析
(i)ストレス・・・方言教師は、方言語彙以外の語の内、ほとんどの語を讃岐方言のストレスで発音していた
(例「する」、「わかる」、等)。
(ii)イントネーション・・・肯定、否定、疑問、などの文において、3者間に際だった違いは見られなかった。
(iii)発話速度・・・方言教師の発話は全体的に他の2名の教師のそれより約1.2倍の速さであり、特に上記(1)の品詞が頻繁に現れる文頭、及び文尾になると速くなる傾向を示した。
2.讃岐方言の聴解困難さの要因検定実験
上記の分析から、讃岐方言の聴解困難さの要因として(1)方言語彙、(2)ストレス、(3)速度、の3つを仮定し、外国人留学生1名に対して予備調査、インタビューを行った。これに基づく本実験は来年度に実施する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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