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プログラムされた自己解体モデルのエネルギー要求性自己消化現象による生物化学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 06858053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境動態解析
研究機関(財)国際科学振興財団

研究代表者

上野 修  財団法人国際科学振興財団, 研究部局, 専任研究員 (90261130)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードプログラムされた自己解体モデル / プログラムされた細胞死 / 生態系の物質循環モデル
研究概要

本研究は、平成6年度文部省科学研究費奨励研究(A)の助成を受け、「プログラムされた自己解体モデル」について特に生物化学的手法による検証を目的として行った。
先行研究において、単細胞生物テトラヒメナを材料として、各種環境負荷を短時間のみに与えて死滅・自己解体を誘導する方法が見出されていた。本研究ではまずこの死滅誘導方法を改良を試み、環境負荷にpH値のインパルス的変動を選択し、pH値・時間などの条件を検討した結果、死滅誘導後約30分後にほとんどすべての細胞が同時に死滅・自己解体を開始し急速に分解が進む条件を見出した。自己解体を捉える上で、培養細胞群においてこの現象が同時かつ均質に進行する条件が設定できた事の意義は大きい。
また生物化学的検証と併せて、東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻佐山弘樹氏によって、プログラムされた自己解体モデルの並列コンピューターを用いた進化シミュレーションの手法による検証研究も進められており、この理論モデルを支持する結果を得ている。本研究の生物化学的検討結果とこの理論モデルのシミュレーションの結果とを併せて、1995年5月に国際会議(International Biologically Inspired Evolutionary System)においてプログラムされた自己解体の理論モデルを発表する。
今後の計画として、(1)本年度の課題でもある遺伝子レベルでの自己解体プログラムが存在し機能している事の検証を引き続き進める、(2)赤潮など実際の地球生態系で自己解体が機能している事を明瞭に示している例を検討しこれを直接調査する事の準備を始める、(3)上記モデルシミュレーションをはじめとする自己解体モデルについての学際的な検証、などを進めていきたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.OOHASHI,T.MAEKAWA,O.UENO,H.SAYAMA: "PROGRAMED SELF-DECOMPOSITION MODEL -a Theoretical and Experimental Approach" Meeting on Artificial Life and Self Decomposition. (June 17,). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.OOHASHI,O.UENO,H.SAYAMA: "PROGRAMED SELF-DECOMPOSITION MODEL" International Workshop on Biologically Inspired Evolutionary System. (May 30-31,). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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