研究課題/領域番号 |
06F06010
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
冨谷 至 京都大学, 人文科学研究所, 教授
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研究分担者 |
SANFT Charles 京都大学, 人文科学研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 月令 / 儀礼 / 刑罰 / 懸泉 / 死刑 / 漢簡 / 弓弩 / 正当防衛 |
研究概要 |
19年度は、最終年度にあたる。冨谷は、2007年9月28日、29日の二日間、韓国東国大学にて、シンポジウム「東アジアにおける儀礼と刑罰」(Ritual and Punishment in East Asia)を主催し、そこにチャールズサンフトも参加した。韓国、日本、スウェーデン、オランダ、イギリスから研究者が参加し、儀礼と刑罰をめぐっての研究発表をおこなった。チャールズサンフトは、2007年12月には、中国珠海で開催された中国法制史学会に参加し、中国の研究者との交流を深め、また3月には中国蘭州に資料収集にでかけ、懸泉遺跡から発見された壁記「月令」の実物を調査し、年中儀礼、習俗に関しての資料を蒐集した。この成果としては、2008年度中に、訳注を完成させ、しかるべき雑誌に投稿予定である。3月には、冨谷至編『東アジアの死刑』(京都大学学術出版会)を刊行した。これは、死刑をめぐって、アジア(中国・韓国・日本・インド・ネパール)の歴史・思想・宗教・民族学・芸術といった多方面から考察をおこなった研究成果であり、その成果を3月末に、東京スウェーデン大使館で報告をおこない、スウェーデン大使館、京都大学学術出版会との共催で、シンポジウムを開催した。またチャールズサンフトは、京都大学人文科学研究所欧文雑誌「ZINBUN」に研究成果として、Jia Yi on the Lawを発表した。サンフトは、2008年3月末でもって、日本学術振興会外国人特別研究員を終え、4月からドイツミュンスター大学に助教授として赴任した。
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