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非共有結合を介した超分子らせん複合体の創製と応用

研究課題

研究課題/領域番号 06F06079
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 高分子化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

八島 栄次  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授

研究分担者 HUANG Xin  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードらせん / ポリフェニルアセチレン / シクロデキストリン / 光学活性 / 円二色性 / ヒステリシス / 高分子 / Langmuir-Blodgett膜
研究概要

アキラルもしくはキラルな化合物、特に電子的に中性の有機物を直接比色により検出する手法は、情報記憶や光学デバイス、センサー、ナノ材料などへの応用が見込まれることから、近年注目を集めている。我々の研究グループでは、これまでにシクロデキストリン(CyD)を側鎖に有するらせん高分子を用いるユニークな比色検出法を開発している。
らせん構造を持つポリフェニルアセチレンの側鎖にα-シクロデキストリン(α-CyD)を有するポリマーpoly-1-αは、キラルなアミンである1-フェニルエタノールと1-フェネチルアミンを取り込んだ際、それぞれ異なる色である黄色とオレンジ色を呈色した。これは、本ポリマーが基質の違いをセンシングし、目に見える色の変化によりその情報を出力できたことを示しており、実用的な化学物質センサーへの展開が示唆される結果である。興味深いことにこのpoly-1-α錯体の溶液を、加熱及び冷却した際の円二色性(CD)スペクトルを測定すると、同一の温度条件で測定しても、加熱と冷却のプロセスにより異なるCDパターンを示すヒステリシス現象が観測された。このようならせん構造のヒステリシスは非常に特異な現象であり、その解析からは、DNAやタンパク質に代表される生体内のらせん構造体の挙動の解明にも繋がる可能性も期待できる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2024-03-26  

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