研究課題/領域番号 |
06F06231
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐々木 茂貴 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授
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研究分担者 |
BRAZIER John Alan 九州大学, 大学院・薬学研究院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | マイナーグループ結合分子 / ジャンクションDNA / 4本鎖DNA / i-motif / DNA高次構造認識 / マイナーグルーブ結合分子 |
研究概要 |
目的 本研究では、遺伝子を標的とする新しい化学的アプローチとして「ゲノム標的化学」を提唱し、人工分子による遺伝子配列認識と化学反応を検討している。本研究では配列上は遠距離にあるものの、高次構造によって近づいている構造、すなわち十字構造やY字構造のようなジャンクションDNAへの特異的認識分子の開発を目的にした。すでに我々の研究室ではマイナーグルーブ結合分子をリンカーで連結した認識分子によって遠隔配列の認識に成功している。Brazier博士はさらにシステマティックな検討を行い、ジャンクション構造特異的分子の開発を行なう。 平成19年度の成果 平成19年度は、DNA高次構造認識のための低分子リガンドの開発のため、リンカー末端にオレフィンを導入したマイナーグルーブ結合分子の合成を検討し、マイナーブルー部結合ユニット、リンカーユニット、リンカー結合用の官能基部分、金属錯体部分などのユニットの合成を完了した。さらに、これらを結合した新規結合分子の合成を完成し、引き続き、水中での銅イオンとの錯体形成能を評価した。結合配列A3T3を1個およびA3T3配列2個を含むオリゴヌクレオチドを用いて、配列特異的な自己集積能を評価した。その結果、結合配列間距離とスペーサー長の間にお互いにふさわしい組み合わせがあることが分かった。
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