研究課題/領域番号 |
06F06333
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授
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研究分担者 |
SAHU Lokesh Kumar 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
SAHU LOKESH 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ブラックカーボン / エアロゾル / レーザー誘起白熱法 / 光吸収測定装置 / 粒径分布 / 気候変動 / 地球温暖化 / aerosols / elemental carbon / trace gases / chemical / pollution / meteorological / tracers / distribution |
研究概要 |
東京におけるブラックカーボンエアロゾルの濃度変動要因の解明に取り組み、これまで東京大学が過去5年間に蓄積してきたブラックカーボンのデータを系統的に解析した。またブラックカーボンを長期安定的に測定する光吸収測定装置(COSMOS)の開発を行い、このCOSMOSによる観測を東京大学・先端研キャンパス及び長野県八方尾根に設置し、このCOSMOSから得られるデータを解析し、ブラックカーボンの濃度の季節変動を分析した。 またブラックカーボンの粒径分布とその被覆状態を測定するための新たな測定器であるSP2の開発を行った。これはレーザー誘起自熱法に基づくものであり、ブラックカーボンエアロゾルの検出粒径範囲の広さで世界一を達成した。この装置による長崎県福江島でのブラックカーボンの粒径分布とその被覆状況の観測を行い詳細な情報を得た。またこの世界最高性能のブラックカーボンエアロゾル測定器が北極圏の大気航空機観測プロジェクトARCTASに採用されたため、平成20年2月〜3月、6月〜7月の2回にわたりNASAの航空機(DC-8)観測に参加した。この観測により地球上で最も温暖化の著しい北極域におけるブラックカーボンの気候影響を評価するための詳細なデータを取得した。
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